筑波大学 教員紹介
和田 大志 講師 【整形外科】
初期研修医に対しては、私の今までの経験を生かして、救急医療で必要な基本的な知識と診察・手術手技を中心に教育を考えています。後期研修医に対しては、専門とする人工関節領域のみならず、すべてに対応できる整形外科専門医の育成に力を入れたいと思います。
また、筑波大学院以来、主に産業技術総合研究所との共同研究を行ってまいりました。
日本人に特有の骨形態を画像解析し、さらに臨床的結果の予測について人工関節の力学的実験を行いました。この結果は臨床の現場にも有益と思われ、今後もこの分野の研究を継続していきます。
股関節の手術を多く経験させて頂いており、この分野では、茨城県西部で今までできなかった医療が提供可能だと考えております。
筋腱非切離の低侵襲手術であり、術後早期回復が期待でき、脱臼などの合併症も少ない方法です。
さらにナビゲーション技術も併用し、より高い技術、医療を目指したいと思います。
高田 結 講師 【小児科】
2021年4月1日より茨城県西部地域臨床教育センターに配属されました高田結と申します。私は出身も卒業大学も茨城県内ではありませんが、祖父が東京高等師範学校出身の教師であったことから、東京高等師範学校の流れを汲む筑波大学教育センターの教員として赴任できたことを大変光栄に思っています。これまで、小児科医としてこれまで都市部で小児の一般診療および発達の遅れやてんかんを専門とする小児神経疾患の診療を行ってきましたが、地域の中核病院である茨城県西部メディカルセンター赴任後、診療を行う上でより地域の福祉・保健機関との連携や在宅医療の支援、また院内の他職種や他診療科と連携協力した移行期医療などの重要性を認識するようになりました。当センター教員として、エビデンスに基づいた小児科専門診療と時代の流れに応じた弾力性ある地域医療を両立させ、後輩に指導していく所存です。
柴尾 洋介 講師 【整形外科】
私は、筑波大学附属病院および関連病院で整形外科診療、特に脊椎診療の研鑽を積み、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本脊椎脊髄病学会指導医、脊椎脊髄外科専門医を取得しております。
茨城県西地区は長年に渡り、脊椎外科の人員が不足していた背景があります。近年の脊椎・脊髄領域における医療技術の進歩は目覚ましく、一昔前には診断や治療が困難であった病態も、適切な診断を行い、安全に治療を行うことが可能になってきています。
私たちは安全な診療を第一に心がけ、幅広い脊椎疾患に対応し、最新技術を取り入れながら、必要に応じて手術介入を行っています。
これまで茨城県西地区で提供することが容易ではなかった脊椎診療を安全に提供し、地域の受け皿となれるように努めていきたいと考えています。
また、後進医師に対しても、脊椎診療の大きなやりがいについて伝えていきたいです。
中山 健 講師 【外科】
私は、筑波大学附属病院および関連施設で消化器外科医として経験を積み、当院の開院以来、外科チームの一員として診療に従事してまいりました。
当院の外科では、ヘルニアなどの良性疾患や虫垂炎・胆嚢炎などの急性疾患から、胃癌・大腸癌といった悪性疾患の手術や化学療法(抗がん剤治療)まで、幅広い診療を行っています。特に急性疾患においては、地域の中核病院として近隣クリニックと連携し、迅速かつ的確な対応を心がけています。また、腹腔鏡を用いた低侵襲手術も積極的に取り入れています。
癌診療では、地域臨床教育センターとしての強みを活かし、大学病院との連携を密にしながら、地域の皆様に最適かつ最新の医療を提供できるよう努めています。腹腔鏡手術やロボット手術といった技術革新や、腫瘍遺伝子に基づく分子標的薬の進歩により、治療の選択肢は日々広がっています。当院では最新の診療ガイドラインに基づき、患者様に適した治療を提供するとともに、必要に応じて大学病院への紹介や、大学医師を招聘した手術を実施しています。
当院では、近隣クリニック、当院、大学病院が一体となったシームレスな連携を構築し、術前検査から手術、術後の抗がん剤治療、その後のフォローアップまで、一貫した地域密着型の医療を提供しております。患者様に寄り添いながら、最良の医療を目指してまいります。
問い合わせ先
- 茨城県西部メディカルセンター 事務部総務課
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〒308-0813 茨城県筑西市大塚555番地
電話番号:0296-24-9111(代表)
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- 【更新日】2025年4月21日
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