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診療科・部門のご紹介

当院における脊椎脊髄外科診療

体制

2022年4月に柴尾医師、7月には原医師が赴任し、脊椎脊髄病学会認定指導医2名体制で、脊椎疾患に対して幅広く対応しています。安全な診療を第一に心がけ、必要に応じて手術介入を行っています。難症例には、更に経験豊富な筑波大学付属病院スタッフと連携をとり手術を行います。

 

手術例

頚椎椎弓拡大形成術(ラミノプラスティ)/頚椎後方除圧固定術(頚椎後縦靭帯骨化症手術)、頚椎椎間孔拡大術、頚椎前方固定術、環軸椎/後頭骨除圧術/固定術,胸腰椎除圧術(腰部脊柱管狭窄症に対する)/ヘルニア摘出術(顕微鏡下)、黄色靭帯骨化症手術、PLIF、XLIF/OLIF(側方進入前方椎体間固定術)、X-Core(側方進入椎体置換術)、BKP(経皮的椎体形成術;圧迫骨折・椎体骨折に対する)、腰仙椎後方固定術、低侵襲経皮的後方固定術(PPS)、椎間板酵素注入療法(ヘルニコア)

 

※特殊な技術を要する思春期特発性脊柱側弯症、髄内腫瘍・脊椎腫瘍根治術などは、より専門性の高い施設に治療を依頼する場合があります

 

当院で特に多い疾患:骨粗鬆症性椎体骨折

筑西市は65歳以上の高齢者数が全国の平均高齢者数比率を大きく上回っており、骨粗鬆症性椎体骨折の症例も年々増加しています。当院では骨粗鬆症性椎体骨折に対しても、外来加療から入院手術加療までニーズに応じた加療を提供いたします。

 

手術に用いるデバイスの紹介

BKP(経皮的椎体形成術;圧迫骨折・椎体骨折に対して)

小皮切による低侵襲手術が可能です。

即時除痛効果が期待できることがこの手術の最大のメリットです。

図1(整形・脊椎) 図2(整形・脊椎)

 

PPS percutaneous pedicle screw : 経皮的椎弓根スクリュー                 Fenestrated Screw  (骨セメント併用スクリュー)

骨折や感染などにより、脊椎、椎体の不安定性が強い症例に対してスクリューによる固定を追加します。できる限り、安全に侵襲を少なく挿入できる工夫をしています。骨脆弱性が著しく、スクリューの効果が限定的と考えられた症例に固定力の増加目的に骨セメント併用スクリューを用います。

図3(整形・脊椎) 図4(整形・脊椎)

腰椎椎間板ヘルニア

内服やブロック注射に抵抗性の症例に対して、手術加療を検討しますが、ヘルニアの形によっては椎間板内酵素注入療法を選択することもできます。

椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア注入)

ヘルニコアはヘルニアを起こしている髄核に直接注射して治療を行います。髄核には保水成分が豊富にあるため、ヘルニコアを髄核に注射することで、有効成分のコンドリアーゼが髄核内の保水成分を分解し水分によるふくらみを和らげます。結果として、神経への圧迫が改善し、痛みやしびれなどの症状が軽減すると考えられています。

図5(整形・脊椎)

(文責 整形外科 柴尾洋介)

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは西部メディカルセンターです。

〒308-0813 茨城県筑西市大塚555番地

電話番号:0296-24-9111(代表)

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